首の痛み

首の痛みの原因は?筋肉からくる痛みと神経からくる痛みについて

首の痛み

首の骨は5kgほどもある頭を支えるため、つねに大きな負荷がかかりゆがみやすい構造となっています。また肩こりなどで肩と首をつなぐ筋肉で引っ張られてしまうと、より負荷がかかり首の骨をさらにゆがませてしまいます。肩と首に関しては首の骨の歪みが原因で、肩こりを引き起こしてしまうこともあるでしょう。今回は、首の痛みの原因について詳しくご紹介します。

筋肉や関節からくる首の痛みについて

首の痛みはおおよそ70%の人が、経験するといわれております。頻繁に見られる症状のひとつといえるでしょう。なぜなら日頃から重たい頭を支えコントロールしているため、大きな負担がかかってしまうからです。ここでは首の痛みにおける原因の大半を占めている、筋肉や関節からくる痛みについてご紹介します。

姿勢が悪いと首の痛みが起きやすい

首の痛みを訴える方が増えている原因には、パソコンの普及が関係しているといわれております。なぜならパソコンで長時間作業をしていると、背中が丸くなり首を突き出すようにした姿勢になりやすいからです。そのような悪い姿勢で過ごしていると、頚椎や首の筋肉をさらに硬直させやすくなってしまいます。

また加齢によって筋肉が弱ってしまったり、首を動かさずに長時間過ごしたりしているとよくありません。血流が悪くなり、乳酸という疲労物質が蓄積し、こりや痛みを引き起こします。

首の痛みを予防し改善するためには、背筋を真っ直ぐに保ちましょう。イスの背にぴったりとくっつけるよう意識することが大切です。さらにアゴが前に突き出ないように、引き気味にするよう心がけてみましょう。また長時間同じ姿勢でいると、血流が悪くなってしまいます。30分に1回を目安にイスから立ち上がるようにしましょう。

ストレートネックになっている可能性も?

ストレートネックとは、別名スマホ首という名前が付けられている症状です。首の痛みや肩こり、めまいや頭痛を引き起こす原因となります。ひどいときには、手のしびれや吐き気なども引き起こしてしまうため、注意が必要です。

そもそも人間の首の骨というのは、7つの骨から成り立っております。横からみるとゆるやかにカーブしています。このカーブがあるおかげで頭の重さを分散させ、負担を軽くできるのです。しかし前屈みや下をむく動作が多くなると、カーブがなくなりストレートぎみになってしまいます。

ストレートネックになっているかどうかを確認する方法としては、壁にかかと・お尻・肩をぴったりとつけて立ちましょう。その状態で頭の位置を確認する方法があります。頭が壁から離れているという場合には、ストレートネックである可能性が、高いといえるでしょう。

ストレートネックの改善のためには、パソコンやスマートフォンの使用を少なくしてください。また適度な休憩を取り入れることが大切です。スマホをもつときには、目の高さに合わせるよう工夫してみましょう。

神経からくる首の痛みについて

首の痛みは、首周りにある神経のトラブルによって引き起こされている可能性もあります。ここではそのなかでもよくみられる、頚椎椎間板ヘルニア、頚椎症についてみていきましょう。

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアとは、ゼリーのような椎間板の中身が外に飛び出してしまい、神経根や脊髄を圧迫することで起こる病気です。首のトラブルのなかでも、コリや筋肉痛が原因のものを除くと、一番多くみられるものとなっています。

首の痛みのほかにも手にしびれを感じたり、ボタンの掛け外しができなくなったりという症状がみられるでしょう。ほかにも手足の感覚がない、手足を動かしにくい・尿が出にくいなどがあります。さらに1日に10回以上トイレに行く、便秘などの症状も典型的な症状とされているのです。

症状が軽い場合には、首を安定させて負担を減らします。また温めて血行を促進したり、消炎鎮痛薬を服用したりという治療が行われます。

頚椎症

頚椎症とは加齢などが原因で椎間板の柔軟性が低下し、骨がトゲのような形に変形してしまう病気です。変形した頚椎が神経根や脊髄を圧迫し、頚椎椎間板と同じ症状を引き起こします。とくに50歳以上の中高年に、発症しやすい傾向があります。

神経が圧迫されているかを確認する方法

神経が圧迫しているかどうか心配な場合には、自分でセルフチェックを行うのがおすすめです。まずは腕を伸ばして、手のひらを開いた状態と握った状態を、できるだけ早く繰り返しましょう。10秒間のうちに20回以上この動作を繰り返せた場合には、問題ありません。万が一20回以上できないという場合には、病院で詳しい検査を受けるのがおすすめです。

病院で診察を受ける際にはどういった症状があり、いつ頃から症状が出たのかを、詳しく説明できるようにしておきましょう。

まとめ

今回は首の痛みの原因や対処法について、詳しくご紹介しました。筋肉のこわばりやストレートネックが原因の場合には、よい姿勢を保ち生活習慣も見直すことが大切です。神経が圧迫されている可能性もある場合には、早めに専門機関へ相談するようにしましょう。

都立大学駅徒歩30秒のところにあります「グーグ腰痛整体院」では、首の痛みや腰の痛みなどの改善に特化した整体院です。当院では当院独自の2段階調整で筋肉をゆるめ、首の骨を調整します。場合によっては頭蓋骨もゆるめながら、痛みの改善を目指します。まずはお電話やメールにて、お気軽にご相談ください。