膝の痛み

膝の痛みの原因は?自分でできる対処法についても解説

膝の痛み

膝の関節は、とても複雑な構造をしており、トラブルが起きやすくなっています。とくに年齢を重ねるにつれ、膝のこわばりやぐらつきに悩まされているという方も多いのではないでしょうか。そのまま症状を放置していると、歩行が困難になり、日常生活に大きな影響を与えてしまうかもしれません。そこで今回は、そんな膝の痛みについて、原因や対処法などをご紹介します。

膝の痛みにはどんなものがある?

膝には骨盤や太もも、ふくらはぎからの筋肉が付着しており、靱帯で固められています。そのため膝関節に歪みが生じると、筋肉や靱帯にこりが発生し、痛みの出る場合があります。ここでは、膝の痛みについてさらに詳しくみていきましょう。

膝関節の仕組みについて

膝の関節は、太ももにある大腿骨、すねにある脛骨、膝の皿と呼ばれる膝蓋骨(しつがいこつ)から形成されています。その周囲は関節包という袋に包まれています。骨同士の接合部分が小さいため、不安定になりやすいという特徴があるのです。そんな不安定な構造を支えているのが筋肉や腱、靭帯などになります。これらの働きが、膝のより安定した動きをサポートしてくれるのです。

また、膝の中でもとくに重要な働きをしているのが、膝関節軟骨です。軟骨は、骨と骨がぶつからないように、クッションのような役割を果たしています。軟骨は、加齢や肥満などですり減っていき、一度傷ついたり、なくなってしまったりした軟骨は元に戻りません。

膝の痛みの症状は?

膝の痛みと一言で言っても、その症状はさまざまです。たとえば、以下のような症状がみられます。

  • 膝を動かすと痛みを感じる
  • 走った時や階段の昇り降りの時にのみ痛みを感じる
  • 歩くだけでも痛みを感じる
  • じっとしていても膝が重いように感じる
  • 鈍い痛みが続いている
  • 腫れている
  • 膝を押すと痛みを感じる
  • 膝をまっすぐに伸ばすことが困難である

膝が痛くなりやすいのはどんな人?

膝の痛みは、40代以上の女性に出やすいと言われています。また、O脚やX脚の方も膝に負担がかかりやすいため要注意です。さらに、肥満気味の方、運動不足で筋力が落ちている方、普段歩く機会が極端に少ない方も膝の痛みが出やすいと言われています。

膝の痛み、その原因は?

ここでは、膝の痛みを引き起こす原因として考えられるものをみていきましょう。

病気

膝の痛みの原因で、大部分を占めているのが変形性膝関節症です。変形性膝関節症は、関節軟骨の老化や肥満により軟骨がすり減り、関節が変形して痛みが出るというものです。問診や触診などで、膝関節の動きをみたり、腫れ具合や変形の有無を調べたりした後、X線検査を使って診断されます。

そのほかにも、半月損傷・膝靭帯損傷・膝離断性骨軟骨炎・オスグッド病・膝蓋骨脱臼・膝関節捻挫・腓骨神経麻痺などが、原因となる場合もあります。

運動不足

運動不足が原因で太ももやお尻の筋力が低下してしまうと、膝に負担がかかり、痛みが出てしまう可能性も高くなります。なぜなら、膝関節の曲げ伸ばしには、大腿四頭筋やハムストリングス、大臀筋など幅広い筋肉が必要だからです。運動不足などで、体を動かさずにいると、関節を筋肉がサポートできず、軟骨の消耗を早めてしまいます。

膝の痛みへの対処法について

ここでは、膝の痛みへの対処法について詳しくご紹介します。

自分でできる対処法

膝の痛みを感じた時には、第一に膝に負担をかけないようにしましょう。通常の生活は、もちろん無理のない範囲で行って構いませんが、重たい荷物を運んだり、長時間歩き回ったりするのは避けてください。痛み以外に腫れや、熱っぽさを感じるという場合には、水に濡らしたタオルや氷枕などを使って30分程度冷やすと随分楽になるはずです。冷やして症状がおさまってきたら、次はお風呂にゆっくりとつかって膝や全身を温めるように心がけましょう。血行を良くし、筋肉を柔らかくほぐす働きがあります。

専門家に相談する

自分で対処しても症状が改善しない、悪化しているという場合には、専門医に相談することが必要です。問診・触診・レントゲンなどから、原因を解明し、適切な治療法を決定していきましょう。専門医の元では、薬物治療・運動指導・注射・装具を活用した治療などが行われます。

また、通院治療を行っていても改善が見られないという場合には、手術が行われるケースもあります。特殊な内視鏡を使用することで、傷口を1cm程度に抑えることも可能です。

まとめ

今回は、膝の痛みについてその原因や対処法を詳しくご紹介しました。まずは原因を明らかにし、状態に合わせて対処法を決めることが大切です。

都立大学駅徒歩30秒のところにあります「グーグ腰痛整体院」は、膝の痛みや腰の痛みを専門とした整体院です。当院では詳しい問診と触診を行います。その後、2段階調整で筋肉や靱帯をゆるめ、膝関節のゆがみを調整することにより痛みの改善を目指します。変形性膝関節症や関節リウマチなどで変形してしまった状態は、痛みの改善が難しいケースもあるでしょう。まずは、お電話やメールにてお気軽にご相談ください。