脊柱管狭窄症

腰椎脊柱管狭窄症について知りたい!症状や原因について解説

腰から足にかけてしびれや違和感を覚えるという場合には、もしかすると腰椎脊柱管狭窄症を起こしているかもしれません。これは加齢などのさまざまな理由から、脊柱管という神経の通り道が狭くなり、神経が圧迫されてしまうというものです。今回は、腰椎脊柱管狭窄症の症状や原因、対処法についてみていきましょう。

腰椎脊柱管狭窄症とは?

脊柱管とは、背骨の中の脊髄神経が通っているパイプです。パイプといっても、24個の骨の個々に開いた穴が積み重なったもので、脊柱管と呼ばれています。

脊柱管狭窄症その脊柱管が椎間板ヘルニアやすべり症、黄色靱帯の肥厚等で狭められたものが脊柱管狭窄症です。

脊柱管は脊髄神経が通る管なので、狭まれば当然脊髄神経は圧迫され、痛みやしびれを引き起こすことがあります。

腰椎脊柱管狭窄症の症状はどんなもの?

腰椎脊柱管狭窄症の症状としては、下半身のしびれや足のもつれなどが多くみられます。意外に思われる方も多いのですが、腰痛が強く出るというケースはそれほど多くありません。この病気の大きな特徴としては、歩き続けていると症状が出て、前屈みになって休むことで症状がおさまるという点があります。逆に、上体を後ろにそらすと症状が悪化してしまいます。また、気温が低い冬や朝方には症状が出やすい傾向にあるようです。

軽症のうちは歩いたときにしびれが起こる程度ですが、そのまま放置していると、体を横向きにしなければ眠れなくなってしまったり、排便障害・排尿障害を引き起こしてしまったりする可能性もあるため注意が必要です。

腰椎脊柱管狭窄症にも種類がある?

腰椎脊柱狭窄症の中でも、神経が圧迫されている部分によって異なる呼び方がつけられています。脊椎から外側へ向かう神経が圧迫されている場合には「神経根型」、脊椎の真ん中にある脊柱管が狭くなることによって馬尾神経が圧迫されている場合には「馬尾型」、これら2つが合わさっているものを「混合型」と呼びます。

腰椎脊柱管狭窄症になりやすい人は?

腰椎脊柱管狭窄症は、50代くらいから少しずつ患者が増え始めます。とくに高齢者の10人に1人はこの病気に悩まされているというほど一般的なものです。

似た病気にはどんなものがあるの?

腰椎脊柱管狭窄症のほかにも、末梢動脈疾患や、糖尿病性神経障害なども下半身のしびれや痛みを引き起こす可能性があるでしょう。これらを見分けるためには、画像検査を行い、症状の原因をしっかりと調べることが大切です。

腰椎脊柱管狭窄症の原因は?

腰椎脊柱管狭窄症の主な原因としては、加齢によって組織が変化してしまうことがあげられます。神経付近にある椎間板が膨らんでしまう、黄色靭帯と呼ばれる脊柱管の後ろ側にある部分が分厚くなってしまう、または椎間関節に棘のような骨ができてしまうなどの変化が起こると、神経が圧迫されて症状が現れます。

腰椎脊柱管狭窄症の対処法は?

ここでは、腰椎脊柱管狭窄症の対処法についてみていきましょう。

薬で治療する

症状が軽い場合には、基本的には薬を使った治療が行われます。神経の血流を改善する薬や、非ステロイド性消炎鎮痛剤などを使用することで、症状が改善します。歩行が困難なほど痛みが強いという場合には、圧迫されている神経の周りに局所麻酔薬を注射して神経ブロックを行うこともあるでしょう。

ときには手術が行われることも

何ヶ月も薬による治療を行っても改善が見られない場合には、手術で対処することもあります。手術では、神経を圧迫する原因となっている骨を取り除くという内容のものになります。

やってはいけないことは?

腰椎脊柱管狭窄症の方は、腰をそらしたり、重いものを持ち上げたりする動きを避けなければなりません。また、過度な運動や自己流のストレッチも症状を悪化させてしまう可能性があるため注意が必要です。とはいえ、適度な運動は症状の改善にも役立つため、専門家の指導のもとで、無理のない範囲で行いましょう。

予防法は?

腰椎脊柱管狭窄症の予防のためには、日頃から正しい姿勢で生活することが大切です。とくに、毎日長時間のデスクワークを続けていると、腰への負担が大きくなってしまいます。座りっぱなしで過ごすのではなく、少なくとも1時間に1回は立ち上がって歩き回るようにしましょう。

まとめ

今回は腰椎脊柱管狭窄症の症状や原因、対処法について詳しくご紹介しました。症状が重くなる前に、早めに専門家へ相談することが大切です。

都立大学駅徒歩30秒のところにあります「グーグ腰痛整体院」では、詳しい問診と触診を行い、2段階調整法で問題がある部分の体液の流れを改善し、痛みやしびれの改善を目指します。腰椎脊柱管狭窄症で来院される方が多くいらっしゃいますが、お医者さんで診断を受けられる際に狭窄になっている原因(腰椎椎間板ヘルニアなのかすべり症なのか黄色靱帯肥厚なのか等)をしっかり把握されることをおすすめしています。まずは、お電話やメールにてお気軽にご相談ください。