首の痛みを改善するためのストレッチ方法!寝ながらできるやり方も解説

 

首の痛み

 

スマホやパソコンを長時間使用している方の中には、首の痛みに悩まされている方も多いのではないでしょうか。まずは、原因を正しく理解した上で、対処法をとることが大切です。

今回は、ストレートネックなどが原因で起こる首の痛みを改善するためのストレッチ方法について、詳しくご紹介します。寝ながらできるストレッチもあるので、ぜひ日々の生活に取り入れてみてください。

首の痛みの原因は?

ここでは、首の痛みの原因についてご紹介します。
症状によっては、病院を受診することも大切です。

ストレートネック

最近増えているのが、ストレートネックが原因による首の痛みです。
首の骨は、本来体の全面に向かってゆるやかにカーブしているのですが、
ストレートネックでは、体の全面に向かって真っ直ぐになってしまいます。

これは、首のまわりの筋肉が緊張して、柔軟性を失ってしまうために起こる現象です。
特に、スマホやパソコンを長時間扱っている人、同じ姿勢を保っていることが多い方は、注意が必要です。

けい椎椎間板ヘルニア

けい椎椎間板ヘルニアは、椎間板の中にある椎間板組織が飛び出して、神経根を圧迫してしまう病気です。
首を後ろにそらすと痛みを感じる、ボタンのかけ外しがうまくできない、足が思うように動かない、
トイレの数が急激に増えるなどの症状がみられる場合には、病院で診察を受けるようにしてください。


首のストレッチ方法

ここでは、首の痛みを軽減するためのストレッチ方法をご紹介します。

基本の首のストレッチ

まずは、右手を左肩に置いて鎖骨と胸の筋肉を押さえます。
次に、右の手をずらさないように気をつけながら、ゆっくり首を後ろに倒していきましょう。
そのときに、あごを少し上に向けるのがポイントです。
さらに、首を後ろに倒したままの状態で、少し右に倒し、ゆっくりと呼吸を繰り返します。
耳下から肩に向けて伸びている、胸鎖乳突筋をしっかりと伸ばしてあげましょう。
さらに、反対側も同じように繰り返してください。

胸鎖乳突筋は、ストレートネックでもっとも負担がかかってしまう筋肉のひとつです。
しっかりとストレッチをすることで、痛みを軽減させるだけでなく、あごのたるみを解消することにもつながります。

首の後ろをほぐす首のストレッチ

ストレートネックでは、首の後ろの筋肉が伸びきって硬直してしまっています。
そのため、首の後ろを縮めるようにほぐしてあげるストレッチが効果的です。

まずは、両手を頭の後ろで組み、脇をしっかりと横に開いてください。
少しずつ首を後ろに倒したら、手を前へ、頭を後ろへと押し合います。
15秒程度その姿勢をキープしたら、終了です。首の後ろから肩にかけて広がる板状金・僧帽筋を、効果的にほぐすことが可能です。

寝ながらおこなう首のストレッチ

ストレッチを毎日おこなうのが億劫だと感じる方には、寝ながらリラックスした状態でおこなうストレッチがオススメです。
まずは、バスタオルを3枚用意してください。そのうちの2枚はしっかりと巻いて棒状にし、1枚はたたんで枕のように使います。

棒状のバスタオルの上に仰向けになり、親指で耳の下にある胸鎖乳突筋を押さえます。
親指以外の4本の指は、首の後ろの中心にある骨に添えます。
その状態を保ったまま、足のつま先を上下に上げ下げすることで、体が無理なく動き、胸鎖乳突筋へのマッサージへとつながります。
手の位置を少しずつずらしながら、首全体を刺激していきましょう。


首の痛みを予防する方法

首の痛みを予防するための方法についてご紹介します。

スマホを使うときに正しい姿勢を保つ

スマホを使用する際には、画面が目線と同じ高さになるようにして使用するようにしてください。
そうすることで、首が前面に倒れたり、肩が丸まったりするのを防ぐことができます。

また、ベッドやソファーで横向きに寝転がってスマホを使ってしまうと、首に負担がかかるだけでなく、目にも大きな負担がかかります。
最近では、急性内斜視になる人も増えているため、注意が必要です。

パソコンを使うときに正しい姿勢を保つ

パソコンを使用するときには、しっかりと椅子に深く腰かけ、足裏全体で体を支えるようにします。
そして、パソコンのディスプレイは、目線と同じ高さか、少し下の位置にくるように調節してください。
目とディスプレイの距離は、少なくとも40cmは保つようにしましょう。

目を休める

首の痛みにはあまり関係のないように思われる眼球運動ですが、実は目の動きをコントロールしている筋肉は、首の後ろ側にあります。
そのため、眼球疲労も首の痛みにつながってしまう可能性があるのです。
特に、デスクワークをおこなっている方は、少なくとも1時間に1回はディスプレイから視線を外し、できるだけ遠くをみて目を休めるようにしましょう。