坐骨神経痛を早く治す方法は?病院の療法とセルフケアに分けて解説

つらい坐骨神経痛の症状がある場合、少しでも早く痛みを改善させる必要があります。坐骨神経痛の治療方法は、症状の重症度により、手術などの根本治療または緩和治療を選択します。本記事では、それぞれの治療方法と早く治すためのポイントを解説しますので、ぜひ参考にしてください。

坐骨神経とは

坐骨神経は坐骨からおしり、足の先まで通っている末梢神経のひとつです。末梢神経とは、脳と脊髄からなる中枢神経と体の各部をつなげるための神経です。

末梢神経は伝導路としての役割を果たしており、運動神経や知覚神経、自律神経を含んでいます。坐骨神経は人体の末梢神経の中でも最も太く、1mほどの長さがあります。坐骨神経に何らかの問題が生じると、おしりや下肢に痛みが走るようになるため注意が必要です。

坐骨神経痛とはどんな痛み?

坐骨神経痛の痛みは人によって違いがあり、「ピリピリ」「ズキズキ」などさまざまな種類の痛みを訴える人がいます。痛みにより以下のような状態が現れている場合は、坐骨神経痛である可能性が高いです。

● 長時間立っていられない
● 長時間座っていられない
● 腰を反らすと下肢にしびれや痛みが出る
● 休み休みでないと歩けない
● 体をかがめたときに痛みが生じる

坐骨神経痛を早く治す方法

坐骨神経痛は程度によって、さまざまな治療方法があります。ここでは、以下の治療方法について解説します。

● 手術療法
● 保存療法

手術療法

坐骨神経痛が重症な場合は、手術の選択肢が早期解決につながるかもしれません。腰椎椎間板ヘルニアが原因で坐骨神経が圧迫されている場合は、ヘルニアの部分を切除する手術が行われます。また、異常な新生血管が見られる場合は、血管に細く柔らかい管を入れるカテーテル治療が有効な場合もあります。

保存療法

手術を必要とするほどの状態ではない場合は、保存療法が有効です。代表的な保存療法として、以下の4つが挙げられます。

● 薬物療法
● 装具療法
● 物理療法
● 運動・ストレッチ

薬物療法

薬物療法により目下の痛みを緩和し、体の回復を待つことができます。薬物療法には、以下の薬が使用されるのが一般的です。

● 消炎鎮痛薬
● 筋弛緩薬
● 塗り薬

ほかにも、局所麻酔や抗炎症剤の注射などが行われることがあります。薬物療法は根本治療ではありませんが、痛みを和らげることで活動的になり、筋肉量の低下を防げます。

装具療法

装具療法の場合、腰椎ベルトやコルセットで腰を固定します。腰を安定させ良い姿勢を保つのをサポートすることで、つらい痛みを和らげるというわけです。こちらも薬物療法と同様に、痛みが強いときに採用されます。

物理療法

物理療法は、患部を温めたり伸ばしたりすることで、血行促進させて痛みを和らげます。代表的な治療法には、以下のものがあります。

● 温熱療法
● マッサージ
● 骨盤牽引
● 赤外線やマイクロ波など

運動・ストレッチ

運動やストレッチなどを行い、筋肉の緊張を和らげ血行を良くするのも効果的な方法です。しかし、痛みが強いときはおすすめできません。軽い運動・ストレッチに留め、痛みの程度に応じて中断することも検討しましょう。

坐骨神経痛はどのくらいで治る?

坐骨神経痛の症状が軽度であれば、数日〜1週間程度で治るのが一般的です。ただし、坐骨神経痛の原因が、腰部脊柱管狭窄症や腰椎すべり症などの病気である場合、放置するのは好ましくありません。1ヶ月以上痛みが続く場合は、早めに医療機関に相談するようにしましょう。

セルフケアが難しい場合は整体院へ

軽度の坐骨神経痛の場合は、腰に負担をかけない生活を送りましょう。このとき、セルフケアを行う方も多いですが、間違ったセルフケアは症状を悪化させる原因になります。

自分のセルフケアが正しいか不安な方は、整体院でプロのアドバイスを受けるのがおすすめです。姿勢の悪さにより腰が圧迫されて痛みを起こしている場合は、体のゆがみを矯正することで改善される場合もあります。

まとめ

坐骨神経痛の治療方法は、主に手術療法と保存療法の2つがあります。手術療法は重症のときに用いられる根本治療で、椎間板の切除やカテーテル治療などが行われます。一方、軽症の場合は薬物療法や装具療法などで痛みを緩和させながら回復を待つのが一般的です。

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