坐骨神経痛のときにやってはいけないことは?おすすめのセルフケアも紹介

坐骨神経痛の症状が出ているとき、「一刻も早く痛みから解放されたい」と思うのが心情です。しかし、良かれと思って行ったことが、かえって症状を悪化させてしまう場合もあります。本記事では、坐骨神経痛のときにやってはいけないことについて解説しますので、ぜひ参考にしてください。

坐骨神経痛の主な症状

坐骨神経痛は、主におしりから太もも、ふくらはぎや足先にかけて症状が出るのが特徴です。症状は人によってさまざまで、鋭い痛みや鈍い痛み、しびれや冷感を訴える人もいます。以下のような状態も、坐骨神経痛でよく見られる症状として挙げられます。

● 立っていると強いしびれが出る
● 足先に冷えを感じる
● 足がだるい
● 痛みで歩けない
● 長時間座っていられない

坐骨神経痛が悪化するとどうなる?

坐骨神経痛が悪化すると、痛みやしびれが慢性的になります。また、排尿・排便障害が現れる場合もあります。さらに、立ち上がったり歩いたりなどの動作も困難になり、日常生活が困難になるケースも珍しくありません。

坐骨神経痛でやってはいけないこと6つ

坐骨神経痛を悪化させたり長引かせたりしないためには、やってはいけないことに注意する必要があります。ここでは、注意すべき以下の6つのポイントを解説します。

● 重いものを持つ
● 長時間座りっぱなし
● 体を冷やす
● 間違ったストレッチ
● 安静にしすぎる
● 肥満

重いものを持つ

重いものを持つ動作は腰に負荷をかけるため、特に坐骨神経痛の急性期には避けるべきです。どうしても持ち上げなければならないものがある場合は、できるだけ負担のかからない姿勢を心がけましょう。

たとえば、体から遠い位置にあるものをその位置関係のまま持ち上げる姿勢は、腰に大きな負担がかかります。持ち上げる対象物に近づき、背筋を伸ばして腰を落とし、できるだけ足の筋肉で持ち上げるのが負担の少ない姿勢です。

長時間座りっぱなし

座りっぱなしの姿勢は腰に大きな負担を与えるため、特にデスクワークの人は注意しましょう。仕事中でも30分~1時間を目安に休憩を取り、周囲を少し歩き回るのがおすすめです。

また、座るときは前傾姿勢にならないようにしましょう。柔らかすぎる椅子を使うと、体が沈み込んで腰に負担がかかるので注意が必要です。

体を冷やす

体が冷えると、自律神経のうち交感神経のスイッチが入り、体が緊張状態になるといわれています。筋肉が硬くなり、神経を圧迫しやすくなるため注意が必要です。

なお、気温が低い冬場だけでなく、夏のエアコンによる冷えにも気をつけましょう。ブランケットや羽織るための上着を持ち歩くのがおすすめです。

間違ったストレッチ

筋肉をほぐすストレッチは、坐骨神経痛の緩和や予防に役立ちます。しかし、自己流の間違った方法で行うとかえって症状を悪化させる場合もあります。また、痛みが強く出ているときにストレッチをするのもNGなので、不安な方は病院や整体院などに相談のうえ判断するようにしてください。

安静にしすぎる

痛みが強いときは安静にする必要があるとはいえ、長期間体を動かさないのも好ましくありません。活動量が減って筋肉が弱ると、さらに神経痛を起こしやすい体になってしまいます。体の様子を見つつ、可能な限り通常の日常生活を送るようにすることが推奨されています。

肥満

肥満でお腹まわりに脂肪がつくと、体を支えるために反り腰の姿勢を取りやすくなります。また、肥満で体が重くなると動きにくいため、活動量が減って筋肉が衰えやすくなるかもしれません。坐骨神経痛を悪化させないためには、標準体重・体型を保つことも大切です。

坐骨神経痛の回復期におすすめのセルフケア

坐骨神経痛が重症の場合は、病院や整体院での治療が必要ですが、軽症な場合はセルフケアによる緩和が可能です。おすすめのセルフケアには以下が挙げられます。

● 正しい姿勢を心がける
● コルセットを使用する
● こまめに休憩を入れる

正しい姿勢は、日常生活で腰に負担を与えないための基本的な条件です。正しい姿勢を保つために、痛みが強い時期は一時的にコルセットを使うのも有効です。

また、デスクワークの場合、長時間座り続けないよう、こまめに立ち上がって休憩を取りましょう。また、軽く散歩することも大切なので、ぜひ日々のルーティンにしてみてください。

まとめ

坐骨神経痛のときは、特に姿勢に注意する必要があります。無理な姿勢で重いものを持ち上げたり、長時間座り続けたりするなどの行為は、腰に負担を与えるため注意が必要です。なかなか症状が改善されない場合、まずは信頼できる整体院に行って相談すると良いでしょう。

「グーグ腰痛整体院」では、患者様の全身を見て根本原因を特定するスタイルの施術を提供しております。累計15,000人以上の施術経験がある院長が、丁寧な施術により症状改善を目指してまいりますので、坐骨神経痛にお悩みでしたらお気軽にご相談ください。