「あれだけつらかった坐骨神経痛の症状がいきなりなくなった」と感じたことはないでしょうか。特別な治療をしていないのに治ることは、さほど多くはありません。本記事では、坐骨神経痛が突然治ったと感じられる理由と、根本治療の方法について解説しますので、ぜひ参考にしてください。
坐骨神経痛が急に治ったと感じる理由
特に何かの治療をしたわけではないのに、坐骨神経痛の症状が突然治まるケースもあります。急に治ったと感じる理由として、以下の3つが挙げられます。
● 筋肉による神経の圧迫が解消された
● ヘルニアの痛みが一時的に治まった
● 内臓疾患が改善された
筋肉による神経の圧迫が解消された
激しい運動や肉体労働などが原因で、筋肉が硬くなり神経を圧迫して坐骨神経痛が起こるケースがあります。その場合、ストレッチやマッサージで筋肉をほぐすことで症状が緩和できます。突然治ったと感じる場合、生活の中で無意識に筋肉をほぐす姿勢や活動ができていたのかもしれません。
ヘルニアの痛みが一時的に治まった
椎間板ヘルニアとは、背骨の間にあるクッションの椎間板が飛び出す疾患です。ヘルニアの状態があるからといって、必ずしも痛みが出るわけではありません。ヘルニアによる圧迫で神経に炎症が生じたときに痛みが出るため、一時的に痛みが治まる場合もあります。
内臓疾患が改善された
内臓疾患が体のゆがみを生じさせ、神経を圧迫して坐骨神経痛が生じる場合もあります。たとえば、お腹の調子が悪い場合、痛みを軽減しようとつい猫背の姿勢を取りがちです。関連性に気づきにくいかもしれませんが、内臓疾患が良くなったことで自然と坐骨神経痛がなくなるケースも考えられるでしょう。
完治したと見てもいいの？
坐骨神経痛の症状が急に治ったと感じた場合、「これは完治なのかまた再発するのか」という点が気になることでしょう。上記のとおり、特別な治療をしていなくても筋肉のこわばりや体のゆがみなどが偶然改善されるケースもあります。しかし、根本治療をしていない場合、姿勢の癖や生活習慣によって症状が再発する可能性が高いです。完治させるには、坐骨神経痛が起こる原因をしっかり見極め、根本治療をする必要があります。
坐骨神経痛の症状がある一般的な期間
坐骨神経痛は神経の炎症によって症状が起こります。一般的に炎症は数日〜1週間ほどで治まるため、痛みもそのくらいの期間で引く場合が多いです。一方、症状が長期間続く場合は、深刻な疾患がある可能性もあるため早めに病院を受診しましょう。
坐骨神経痛を根本治療するための方法
坐骨神経痛を発症しやすい体を改善するためには根本治療が必要です。ここでは、根本治療の方法を4つ解説します。
● 手術
● 筋肉を鍛える
● 姿勢を改善する
● 整体
手術
坐骨神経痛が重症の場合は、医師から手術を勧められるケースもあります。手術の種類としては、椎間板の切除や、血管に細い管を入れるカテーテル治療などがあります。手術には感染症や合併症などのリスクがあり、軽症であればなるべく用いない治療法です。
筋肉を鍛える
筋肉量が低下すると、血行が悪くなったり、正しい姿勢を保ちにくくなったりします。これらは神経痛につながりやすい要素なので、痛みが出ていない時期は、適度な運動により筋肉を鍛えるのがおすすめです。なお、坐骨神経痛の原因疾患によっては、筋肉をほぐすことで痛みが改善されることがあります。
姿勢を改善する
坐骨神経痛を完治させるためには、日頃から腰に負担がかからない姿勢を心がけることも大切です。横から見た際、背骨が自然なS字カーブを保つのが理想の姿勢です。S字カーブが崩れないよう、猫背や腰の反らしすぎの姿勢に注意しましょう。
整体
整体院では、体のゆがみの矯正に効果的な施術が受けられます。ストレッチや姿勢の改善などのセルフケアだけでは十分な効果が得られなかったという場合、プロの施術がおすすめです。整体院では体全体のバランスを整えられるため、坐骨神経痛に限らず全身の不調を改善できるかもしれません。
まとめ
坐骨神経痛が急に治ることがあるのは、筋肉のこわばりや体のゆがみが偶然改善され、神経が圧迫されなくなったことが原因と考えられます。偶然治っても、姿勢の癖や生活習慣により再発する可能性が高いため、根本治療を行うことがおすすめです。
「グーグ腰痛整体院」では、豊富な経験と専門資格を持つ院長が、患者様の体へ負担がかかっている箇所を特定し、根本原因へ的確にアプローチいたします。1段階目は筋肉、2段階目は骨にアプローチする2段階での施術を得意としておりますので、坐骨神経痛にお困りの方は、お気軽にご相談ください。
